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新つばさ通信4号

就任して2年が経過しました。マスコミへの露出も増え、話題に事欠かない2年間と言えるほど、さまざまな展開がありました。1期目折り返しの今、市政運営への思いをみやじま市長に聞きました。

みやじま謙後援会「新つばさ通信」

こちらからダウンロードできます。(PDF)

市長就任2年を振り返る マイナスをプラスへ転換
未来志向のまちづくりへ全力投球

かすみがうら流

市民の皆様に支えていただきながら、市長としての2年間が経過しました。就任時から「1期目は準備期間」とのアドバイスを何人かの方にいただいたのですが、確かにそれまでの行政運営の軌道修正や、役所内の環境改善、周辺自治体との関係調整など、農業で言えば土壌改良のような作業に多くの時間を費やすことになりました。

現在のかすみがうら市には様々な課題がありますが、マイナスの部分を放置せず、それをプラスに転換していく方法を模索し、実行していくのがこれからの「かすみがうら流」です。私が市政を担う意味もそこにあると考えています。

病院誘致で医療充実

例えば皆様から多くの関心を寄せていただいた、稲吉南の「つくばハウス跡地」利活用の方針転換があります。約28,000㎡の土地を民間企業から購入し複合交流拠点施設と公園を整備する計画がありましたが、私は市長選挙の公約に則り、就任早々に計画の見直しを表明しました。

「市長選挙の争点になるのだから、市長選挙前の購入はしないで」と、私は前市長に議会で提言しましたが、市長選挙の1か月前に土地の購入が強行されました。なぜあれほど焦って土地を購入したのか、不可解極まりない話です。しかし現実として、民間に任せれば素晴らしい開発が成されたであろう土地を、役所がわざわざ高値で買ってしまったわけです。このマイナスをなんとかプラスに転換しなければなりません。

様々な代替え案や民間企業からの打診を検討する中で、かすみがうら市が最終的に選択した方針が、神立病院の誘致です。

市内に大型病院を誘致することにより、市の医療・福祉環境、救急機能は大幅に向上し、加えて、土地の賃借料や固定資産税の税収も見込めます。安心して暮らせる環境が整えば、移住も促進され、税収もさらに増えることになります。

ちなみに、市と病院が締結した協定では、新病院の開設目標を令和9年度としています。病院用地が約2万㎡ですので、残りの土地についても、地域の活性化に資する民間企業の誘致を進めていきます。

新しい付加価値の創造

さらに一例を上げれば、現在計画が進められている行政機能拡充プランがあります。

これは千代田ショッピングモール内の書店「ワンダーグー」が閉店するという、市にとってマイナスの状況を、「市民窓口センター」として生まれ変わらせることによって、プラスに転じようというものです。千代田庁舎1階にある窓口には、多くの市民の皆様がいらっしゃいますが、これが人口密集地にあれば、その利便性は格段に高まります。しかも建物そのものは企業版ふるさと納税制度を活用して無償譲渡していただくことになったため、整備費用も大幅に削減できます。

このように、限りある資源、財源を最大限活用して、新しい価値を創造していくにはどうすれば良いか、日夜このテーマに取り組み、これからも未来志向のまちづくりに全力投球していきます。

みやじま謙市政報告会

7月6日(土)、あじさい館(かすみがうらコミュニティセンター)の第1・第2会議室において、市政報告会を開催します。14時開会です。皆様、お誘い合わせの上、ぜひお越し下さい。

みやじま市政2年間 挑戦の軌跡

宮嶋市長が誕生して2年。厳しい財政状況のかなでも、新たな施策に果敢にチャレンジし、着実に成果が出始めています。その一部をご紹介します

コミュニティ

●千代田コミュニティセンターが、旧志筑小学校に7月にオープンします。来春には行政窓口も!

●下大津コミュニティステーションが8月完成予定。 志士庫コミュニティステーションも今期着工予定

過疎対策

●1棟50万円の空き家の解体費用の助成制度が始まりました。管理不全になる前に、ぜひご活用を!

教育

●中学生対象の通学自転車シェアリグ事業がスタート。全国初の取り組みです!

●スクールバスの乗降管理システム導入。誰がいつ乗って、いつ降りたかが一目瞭然で安心です

●地域の企業と教育連携。すでに19社と協定締結しました。キャリア教育を充実させ、生きるチカラを育みます

市民生活

●神立病院の移転・新設が決定しました! 地域医療、救急体制、福祉環境が大幅に向上します

● 千代田ショッピングモールに「市民窓口センター」が開設されます。来年春オープン予定です!

高齢者支援

●デマンド型乗り合いタクシーの利用料金が1乗車300円に値下げされました! 常磐線を超えての利用も復活し、霞ケ浦地区から行方市玉造のベイシアへも行けるようになりました。今年は、土浦協同病院への試験乗り入れも実施されます。

●免許返納者に対して、電動自転車や電動車椅子の助成がスタートしました。「気軽にお出かけ」を応援します!

茨城ダイハツ販売による電動モビリティ「WHILL」(ウィル)試乗会。小回りがきいて乗りやすく、楽しい!

産業振興

●オーガニック推進協議会が発足しました。まずは有機米生産を促進して学校給食に!

●茨城県が推進する新・ブランド「霞ケ浦キャビア」にかすみがうら市もチャレンジ!

交流センターで県の主催で行われた試食会で提供されたチョウザメのお料理。チョウザメのお肉は様々な調理法に合う

イベント

●地域を盛り上げるイベントも復活! あゆみ祭り、かすみがうら祭、ともに大盛りあがりでした!

あゆみ祭りでは上棟式の餅まきも復活!

かすみがうら祭は地元のパワーがいっぱい!

人材活用

●政策アドバイザー制度が始まりました。子育て、福祉、おもてなし分野で、専門家のアドバイスを市政に活かします

前列左から柳澤留美さん、宮下嘉代子さん(子育て)、朝日省一さん(障害者福祉)、後列右、稲葉匡さん(おもてなし)

●湖山の匠(こざんのたくみ)登録制度を新設。地域で活躍する一流芸術家を応援し、市民の生きがいづくりをお手伝いいただきます

前列左から、飛澤龍神さん(日本画)、間島秀徳さん(日本画)、都賀俊雄さん(陶芸)

●新たなふるさと大使に、活躍する3名を認定!かすみがうら市の魅力を世界に発信していただきます!

左から、ケーナ奏者の渡辺大輔さん、シンガーソングライターのサクライヒナコさん、ハンドボール日本代表の元木博紀さん

歩崎の魅力がさらにパワーアップ! 水郷園オープンとレストランリニューアル

美味しいおもてなしを

ら市の観光拠点である歩崎公園の魅力がパワーアップします。

まずは、この1年間ほど休業していた交流センター2階のレストラン「かすみキッチン」が7月下旬、リニューアルオープンします。

これまで「かすみキッチン」は、市の第三セクターである運営会社が直接運営していましたが、人員不足などの理由で、しばらくの間レストランとしては休業し、休憩スペースとなっていました。

そこで、サイクリストや公園への観光客に、地元食材を使ったお食事を提供すべく、民間事業者(塚本工業㈱)の力を借りてカフェ・レストランを運営していくことになったということです。

ドリンクをはじめ、ハンバーグやカレーなどのお食事、さらに手作りバームクーヘンなども取り揃え、市内外からのお客様へ「美味しいおもてなし」ができるようになります。

営業時間は11時から17時で不定休。夜の宴会利用も大歓迎(要予約)で、バスでの送迎も予定しているとのこと。お問い合わせ、ご予約は☎029-896-1227まで。

一棟貸しの上質宿

さらに、人気の古民家宿「江口家」に引き続き、「水郷園」がオープンします。こちらは二十数年前まで地域に愛された飲食店「水郷園」を、県の補助制度を活用して宿泊施設へと生まれ変わらせる事業で、いよいよ7月末に開業します。

新しい「水郷園」は一棟貸しが基本で、オプションで豪華なお食事が楽しめるメニューを用意し、国内の富裕層や海外からのお客様をメーンターゲットとした宿です。

地域の食材を贅沢に使った最高のお料理を楽しんでいただき、市のブランド力を高めていく、そのパイロット役を担ってもらおうとの狙いです。世界中のお客様にご利用いただきたい施設です。

運営会社も新体制に

こうした歩崎周辺の観光事業を受託している第三セクター「株式会社かすみがうら未来づくりカンパニー」も新体制になります。大きな変更点は資本関係で、これまで市の持ち株比率が25%であったものを半数以上に引き上げ、市がしっかりと主導権と責任を担って運営していく体制です。

こうすることにより、市の目指す方向との整合性が高まり、かつ国や県との連携もより強くすることができます。組織構成も、ふるさと返礼品開発や地域商材を発掘する地域商社部門と、交流センターや宿泊施設を担当するおもてなし部門の二本立てとし、市の観光・産業振興、魅力発信の分野で、ますます活発に事業を展開していくことになります。ぜひ応援してくださいね!

みやじま謙の明日への思い

少子高齢化の問題点は、医療、介護、弱者支援など扶助費の増加に対し、それを賄う財源の先細りです。

さらにかすみがうら市は、不要不急の土地購入や学校施設建設の返済、廃校の解体、上下水道の老朽化対策、道路補修など、長年にわたり、巨額の負担に耐えなければなりません。

ればなりません。こうした状況でも、人口増加への投資をしなけなければ、市の将来はありません。農政家の二宮尊徳は改革の要諦を「入るを量りて出ずるを為す」としました。

巨大な津波は眼の前に迫っており、見て見ぬふりは許されません。痛みを伴う歳出削減と未来への投資を同時に行って、何としてもこの難局を乗り越えなければならないのです。

TOPICS

防犯カメラ増設で地域の防犯力を強化

このところ、治安に対する不安の声が高まっています。目立って増えているのが、下校時の小中学生への不審者による声掛けや無断撮影、太陽光発電施設の銅線の盗難、果樹の盗難、空き巣被害などです。

事件が発生するたびに警察など関係機関と情報共有をしていますが、防犯体制の強化が必要です。

こうした状況を受け、かすみがうら市では昨年、市民の皆さんがお散歩やお買い物時に着用できる防犯タスキを制作し、各行政区に配布しました。さらに今年度の予算には、市内各所への防犯カメラの増設が組み込まれています。宮嶋市長は、「さらに今年、一般家庭に設置する防犯カメラへの助成制度も検討中です」と話しています。

市民の皆さんの力を結集し、面的に地域の防犯力を高め、犯罪者を締め出そうという狙いです。